022s

あたしの住む周囲では田畑をつぶして住宅地になっている。

その土地もあっという間に家が建つ。

子供のころに見た風景はない。

ただひたすら田んぼだった過去。

今やぽつんと田んぼがある。

そのくせ、古い家はどんどん空き家になって行く。


016s

昭和の家は悲しいまでに朽ちる。

かつて輝いたであろう時代。

今は見る影もない。

全くと言って手入れもされていない。

住む者のなくなった家は役割を終えたように自然に戻る。


005s

人の住まなくなった家は人を拒む。

草木が侵入を止める。

何かがそうさせている。

そして決まって思うのは静かすぎる時間がここにはあること。

停滞。

淀んでいる。

そんな画像をちょっと押さえてみた日でした。