あたしの住む周囲では田畑をつぶして住宅地になっている。
その土地もあっという間に家が建つ。
子供のころに見た風景はない。
ただひたすら田んぼだった過去。
今やぽつんと田んぼがある。
そのくせ、古い家はどんどん空き家になって行く。
昭和の家は悲しいまでに朽ちる。
かつて輝いたであろう時代。
今は見る影もない。
全くと言って手入れもされていない。
住む者のなくなった家は役割を終えたように自然に戻る。
人の住まなくなった家は人を拒む。
草木が侵入を止める。
何かがそうさせている。
そして決まって思うのは静かすぎる時間がここにはあること。
停滞。
淀んでいる。
そんな画像をちょっと押さえてみた日でした。
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