新宿。

ワシントンホテル。

思い起こせば17歳で受験で上京し最初に泊ったのはここだった。

かなり大昔です。

そう言えばこういった風景があったなぁと思いだすもちらほらあった。

昔は、電話ボックスがいっぱいあってその中にたくさんのピンクチラシがあった。

当時、綺麗な切手が張ってあるかのように見えたのを思い出した。

あの頃、何を思っていたのか…

今、振り返るべきではないけど。

笑えるような事ばかり。

ほんの少しの情報や些細な事で右往左往していた。



今なら楽勝にできる事も…不安でいいっぱいだった。

あの頃の年齢の人間と今の同年齢の「人」は全く別物だと思う。

無駄に情熱があった馬鹿と冷静に考える事のできる今の若人。

便利な時代。

悪くない。

上手に利用する事が出来るのが当たり前の現在。

自分は出来なかった。。。



ホテルに泊まった事がないような人間だった。

当時はまだ「鍵」だった気がするが…

今はカードで全てOK。

更にネットで世界の情報が手に入る。

雑誌で調べてた時とは全く違う。

螢雪時代とかあったなぁ。

ホテルのラジオでオールナイトニッポンを聞いたら凄く綺麗に電波が入ったのに驚いたのを思い出す。

当たり前なのに。

そんな事でさえ、便利だと思っていた時代。

今じゃね、全く別物の便利さがある。

知る者と知らざる者。

ツールを使える者と使えない者。

雲泥の差が出来てしまった。



青色発光ダイオードが綺麗に輝くホテル。

なんだかね。

おっさんにはあの頃に見た水銀灯の青白さに見えてしまった。

今、古館がやっている妙ちくりんなニュースバラエティーも前任の司会者で見ていた。

どんどん時代は進化し…

おっさんはどんどん老けて行く。

外観はな。

まだまだ、転がらなきゃいかんのよ。

いろんな人の為に。

っと、妙に懐かしく思った大昔のお宿に感謝と「乾杯」を。

ビールを飲めなくなったおっさんが発泡酒でw